<山ボード研究会・雪崩講習会>


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日時:99年1月8〜9日(土日)
場所:新潟県ARAIスキー場

記事&写真:平林(99/1/14)

山ボード研究会の雪崩講習会に参加しました。僕は唯一のスキー参加です。^^;
場所は、ARAIスキー場で、スキー場のアバランチチーム協力の下、行われました。
6名程度の班に別れ、そこに山ボ研のスタッフが2名づつ入り指導にあたり、全体を
中山先生がみると言うスタイルでした。

初日は、まず山頂リフトより少し下った所で、断面観察を行いました。
2M程掘りましたが、大雪が降ったため、何と新雪の層は180cmくらいとなって
いました。新雪と言っても湿っているので、下の方はかなり絞まっています。これじ
ゃー断面観察にならない。^^;
2Mの所から3Mのゾンデを突き刺してみましたが、すっぽりと埋まりました。う〜、
何M積もっていることか・・・。
  • グループに分かれて
  • 断面観察 次に、僕の班ではボードジャンプテストを行いました。 断面観察面の両はじをボードに長さに縦方向にカットし、ブロック状にします。ここ にボーダーが滑り込んできて、横方向にストップします。ここで弱層があればその層 が手前にずれるようになりますが、全くびくともしませんでした。^^; 上でジャンプしても、ぼろっと崩れるだけでした。
  • ボードジャンプテスト1
  • ボードジャンプテスト2
  • ボードジャンプテスト3 この後、ここに雪洞を作り、昼食。 インスタントラーメンごちそう様です。体があったまりました。
  • 雪洞の中で1
  • 雪洞の中で2
  • 雪洞の中で3 午後からは、下に降りて、埋没体験・ゾンデテスト・ビーコン検索を行いました。 僕の班で今までに埋まったことが無い方が3人いましたので、順番に埋めました。 埋没者の顔の位置に空間を作り、無線を持たせ、連絡をとりながら行いました。最初 に埋めた女性曰く「気持ちいい〜」だって。おひおひ。^^; 2・3人目は男性でしたので、雪を思いっきり踏み固め、身動きが取れないようにし ました。本当に埋まったら、こうなるんだよね。重さで胸が圧迫され、息苦しかった ようです。ゾンデでは人をつく感覚を覚えました。
  • 埋没体験1
  • 埋没体験2 4時前に終了となりましたが、僕らの班はビーコン検索が出来なかったため、その後 残ってやることに。6人で2個のビーコンを検索しましたが、公園での練習と違って、 つぼ足では足が埋まってなかなか前に進めず、ピンポイントまで行っても物が小さい ために探し当てるのに苦労しました。ピンポイントまでいったら、がむしゃらに掘る しかないなぁと思いました。この時は、リーダーをしっかりと決めなかったので、そ こにも問題ありでした。 この後、急いで帰ってすぐ夕食。(僕らは帰るのが遅かったため。) その後、ARAIのスタッフを含め、全員でミーティングを行いました。 この後、風呂に入って、おちゃけ飲んでおねんねしました。 ---- 2日目は、前日埋没体験をした近所で、弱層テスト。 15cm程の所に昨日講習中に降ったちいさいあられの層が見られたが、その下80 cm程は昨日の新雪の層であった。青インクで染めると、雪質による水の吸収率の違 いにより、層がわかりやすくなった。
  • 弱層テスト その後、しゃべるポンポンテストを行う。これはシャベルの幅で縦方向に両はじを切 りおとし、シャベルの長さで、横方向にスノーソーで切れ目を入れ、上からポンポン とたたくテストである。弱層があるとその層でブロックごと前にずれる。あられの層 では湿った雪と一緒になって、ずれなかった。
  • シャベルポンポンテスト1
  • シャベルポンポンテスト2 この後は、実際に人を埋めてのビーコン検索と搬送を行った。 すぐに探しあてても、リュック・ボードを含めた体全体を掘りおこすのには時間がか かり、ボードのビンディングもメーカにより様々なので、外すのに苦労した。僕はと りあえず救急法の講習を受けていたので、埋没者の身体状況のチェックと搬送方法を ある程度知っていたので良かった。みんなに指示を与え、安全な場所まで搬送した。 #みんな、救急法の講習は受けておいた方が良いですよ。 これで講習が終わり、関係者の方にお礼を言って、解散となりました。 この後は、フリーで滑りましたが、あまりにも雪が多いため、前が見えにくく、滑り ずらかったです。
  • 全体写真 今回の講習は、ず〜っと雪が降っていましたので、グローブやウエアーがしみて、ち ょっと寒かったです。もうちょっと、防寒対策をしなければと思いました。 どうも、みなさんお疲れさまでした。
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    hey-chan
    E-mail:nadare@hey.org